先日食品衛生責任者講習を受けました。時間が経過すると講習の内容も記憶が薄れそうなので体験談として記載しておこうかなと思います。
食品衛生責任者とは
簡単に言うと、食品衛生責任者は飲食店を含め食品に関わるほとんどの施設で最低1名必要で、営業者の指示に従って食品衛生上の管理運営を行います。
各都道府県などの自治体・保健所が実施している食品衛生責任者養成講習会を受けることで資格を取ることができます。
よく似た名称で食品衛生管理者(しょくひんえいせいかんりしゃ)という資格がありますが、食品衛生管理者は、食品衛生法第48条の規定により、食品衛生法施行令第13条の食品又は添加物を製造・加工する施設に配置することを義務づけられた、国家資格になります。食品衛生責任者より上位資格となり、食品衛生管理者は食品衛生責任者の役目を果たすことができます。
医師、歯科医師、薬剤師、獣医師、栄養士、調理師、製菓衛生師、船舶料理士、食鳥処理衛生管理者、食品衛生管理者などの資格を有している人はそれに含まれている資格なので講習を受けなくとも資格保有者となります。
食品衛生責任者養成講習会は丸一日
食品衛生責任者養成講習会は朝から夕方まで丸一日かかり、簡単なペーパー試験がありますが間違っていても答え合わせするだけで資格取得には関係ないようで、講習を最後まで受けることが出来れば資格を取得できるようです。
もし講習中に体調が悪くなり早退した場合は決まった期日までに再講習を受けることができるとのことでした。
講習の内容とは
衛生法規:食品衛生法の基礎、食品衛生責任者の責務など(2時間)
公衆衛生学:衛生管理や作業環境管理など(1時間)
食品衛生学:食中毒の対策、食品表示、設備管理など(3時間)
以上になります。
衛生法規というのは法律を学ぶという感じで食品衛生法の内容を講習します。こちらも知らないことも多く勉強になりましたね(*’▽’)
食品衛生学ではよく聞く食中毒のことなどを講習します。データなど知らないこともあったのでこちらも勉強になりました。食中毒の種類もいろいろあり、特に冬に多い「ノロウイルス」には要注意。これまでノロウイルスにかかったことはないのですが、これはかなり運がいいのかも。と感じましたよ(*_*)
牡蠣とか大好きですが、気を付けなくては!と思わされました。
軽い症状の食中毒もあるようで、今まで気づかないうちに軽い食中毒にはかかったことあるのかも!なんて思いました( ;∀;)
公衆衛生学は職場での衛生管理などの講習です。基本的に職場で使う資格だし、今から飲食店を始める事業主の方も受けに来ているようなので、そういった内容のお話もありました。
やはり
HACCP(ハサップ)のこともお話はあり、現在
HACCPは義務化されています。事業の規模により取り入れ方の違いはあるようで大規模事業者はしっかりと沿った形で、中小規模や小さな飲食店などは「取り入れる」という感じで良いそうなんですが、こういったことをしていくことで食中毒は発生件数は必ず減っていくと思うので改めて
HACCP(ハサップ)素晴らしいです(*’▽’)
ひと科目が長めなので間で休憩を入れたりして(トイレ休憩など)滞りなく終了。講師の人も保健所の方なので実務ばっちりの人だし、お話も分かりやすかったです。
昼休憩後は少し眠気もありましたが、あくびしてもマスクをしているのでわかりにくく良かったです(*’▽’)エヘ
講習会は無事終了
体調を崩すことなく無事講習会は終了。最後のテストもなんとかクリア。修了書をいただきました。食品衛生責任者のプレートは後日郵送なので見ることはできませんでした。
こういうやつね↓
食品衛生責任者の資格は有効期限がある資格ではないので、資格の更新は必要なく取得したら一生使えるとのことです。国内共通なので他県で取得して引っ越しした場所でも有効とのこと。
但し、職場で使用している場合、飲食店の更新の際に同時に食品衛生責任者も講習を受けなくてはいけないそうです。主婦が取得してひっそり持っているという場合は、職場で使用することになったときに再度講習を受けたほうがいいですね・・・わたしのことです(*’▽’)
講習費用や参加者の年齢層など
だいたい平均1万円くらいだそうです。テキストが1冊貰えます。(結構厚め。1センチくらいかな)
数年前よりまた値上がりしましたよね。。。
参加者の方は男女半分ずつくらいで年齢も幅広く若い人からご年配の方まで・・・。現在飲食店に勤務の方や更新の方もいたのかな~という印象です。
わたしは現在職場で使用するわけではなく以前から興味があったので講習料を払ってただ取得しに行っただけ(*’▽’)エヘ
でも保健所の方のお話を聞けるのも貴重なことなので有料ではありましたが有意義でした。調理に対する姿勢にもよい影響となると思います。
暑い夏を乗り切り、これから冬に向けて気を付けていかなくては。